
軌跡 - デビュー時から後年にかけての名歌唱を網羅した、集大成的な二枚。カバーものが聴きたくて購入したのだが、オリジナルものも、改めて聴いた。Disc1の1と2はセットになってひとつの物語になっていますね。3はデビュー曲。この時点で既に完璧。6、静かな歌唱の中にも感情の起伏が見える。11・12はリリカルというよりはキッチュ、かつ悩ましい。中島みゆき作の14、手を止めて聴き入ってしまう。捨て鉢になった女の中に潜む少女性を、あえてぼそぼそとした歌唱で表現。涙。18の凄まじさは特筆に値する。この曲で紅白に出演し、大衆に衝撃を与えたことは有名だが、あのパフォーマンスが目に浮かぶほどだ。この手の楽曲はもはや彼女の歌唱にかかるとフォークだのロックだのとカテゴライズされるべきものではなくなってしまう。Disc2。演歌を勉強したい人は1を聴けばすべてわかる。5・6、完璧過ぎるあまり、聴き流してしまうほど。真のムード歌謡とはこういうものを言う。7、この曲の難易度などこの人の前では関係なし。その他、書きたいことは山積だが、ただひとつ言いたいこと。何度もこの言葉を遣うが、「完璧」。